頭痛について

 

なんでも日本人の3~4人に1人、つまり約3,000万人が頭痛に苦しめられており、頭痛治療のための医療は、なんと年間 約3,000億円と推計されています。
そういえば、テレビを見ていると、頭痛薬のコマーシャルが多いのが気になります。
 頭痛はあまりにもありふれているので、病気という認識は少ないようですが、頭痛のなかには耐えられない痛みを伴うものがあります。

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頭痛のメカニズム
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頭痛の原因はさまざまです。脳腫瘍のような重大な病気があれば、頭痛が起こるのは当然ですが、二日酔いやアイスクリームを食べた時にも頭痛は起こります。
ここでは、このような頭痛はさて置き、いわゆる一般的な頭痛について、お話します。
  普通、頭痛はCTやMRIといった検査をしても、異常がみつかりません。脳に重大な病気がないということですから、これはこれで ひと安心なのですが、痛みの解消にはつながりません。

そもそも人間の頭脳は、運動・知覚などの情報伝達の高度に発達した中枢器官です。その中枢器官が痛むのですから、原因は複雑すぎて解明されていないことがたくさんあります。

したがって、頭痛の治療は、頭痛薬(痛み止め)などによる対症療法が中心になっています。

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緊張型頭痛
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頭痛のなかで最も多いのが、緊張型頭痛です。
このタイプの頭痛は、まるでハチマキを強く締めたような鈍い痛み が、長く続くのが特徴です。

パソコンやテレビを、無理な姿勢で長く見続けていると、目や肩などに負担がかかり、筋肉がこわばって血行が悪くなります。これが周辺の神経を刺激し、緊張型頭痛を招くと考えられています。

また、不安や悩みなどの精神的なストレスによって、自律神経がう  まく機能しなくなる場合も、緊張型頭痛が起こります。

ですから、緊張型頭痛の治療には、ストレス解消が一番です。リラックスして筋肉の緊張をほぐす、温めのお風呂にゆっくり入り、マッサージする、ウォーキングなどの軽い運動を行ってみましょう。
また、首に負担をかけないよう低い枕に代えてみるのも良いようです。

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片頭痛(偏頭痛)
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片頭痛はその名とおり、頭の片側が脈打つようにズキンズキンと痛み、吐き気を伴うこともあります。
 場合によっては、頭の両側が痛むこともあり、単純ではありません。

このタイプの頭痛は、月に1~2度とか、週に1~2度の頻度で発作的に起こります。いったん痛み出すと、仕事が手につかないなど、ふだんの生活に支障をきたしてしまいます。

こうなってくると、「たかが頭痛ぐらい」とは言えなくなり、積極 的な治療が必要です。周囲の方々の理解も大切です。

 片頭痛の治療には、ストレス解消などの生活習慣の改善も重要です が、それだけでは改善が難しい場合は、痛みを抑えるための対症療 法も必要になります。

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群発頭痛
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群発頭痛は、頭痛のうちで最も痛みが強く、その苦しみは経験者に しかわからないといわれています。

このタイプの頭痛は、眼球の奥の強い痛みが特徴で、年に数回から数年に1回くらいの頻度で起こります。
 一度発症すると1~2ヶ月にわたって、ほぼ毎日同じ時間に、痛み   におそわれます。
 残念ながら、群発頭痛がなぜ発生するのかについてはまだ解明され ていません。
 頭部の血管を拡張させるような飲酒は、症状を悪化させると考えら れています。

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三大痛について
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あまりぞっとしない話ですが、生きているうちに味わうことができる、最も強い3つの痛みとは、先にお話した「群発性頭痛」のほか、「心筋梗塞」と「尿路結石」の痛みなのだそうです。いったい、どれほど強い痛みなのでしょうか。

①「我慢の限界」を超えた痛み 
    群発性頭痛の痛みは、目玉をえぐり取られるような強烈な痛みが、 数十分から数時間きます。「我慢の限界」を超えた痛みなのだそうです。

②「死の恐怖」を伴う痛み
心筋梗塞の痛みは、心臓部に突然激痛が起こり、胸を締め付けられる痛みが30分以上から数時間続きます。 「死の恐怖」を伴う痛みなのだそうです。

③「七転八倒」の痛み
尿路結石の痛みは、脇腹から下腹部にかけて、差し込むような激痛に襲われ、結石が外に排泄されるまで続きます。「七転八倒」の痛みなのだそうです。


  出来れば、このような痛みとは無縁の健康な生活を送りたいものです。